寒山人の夢
COLD MOUNTAIN MESSAGE 2
「好きなこと、やりたいことがあるなら、今すぐやりなさい。
人生は、思っていたよりも短く また長い。
夢があるなら、今すぐ、その夢の実現に励め。
夢は、夢見た者を裏切らない。人が、夢を裏切る。
…どうしたら時代の狂気に巻き込まれないで、
シンプルに生きていけるかを考えよう。」
と、川上村の賢者タブチ君は 言っていた。
profile
伊東孝志
Text & Illustration by ITO TAKASHI
奄美大島生まれの小学58年生。ヤドカリを人生
の師と仰ぎ、筆先に北斎を見つめ水彩の楽描き
を糧とし古今東西南北の日々を漂流する。巨大
な時代の荒波がやってきた。19年前、某国巨大
ツイン・タワーが自爆テロ?で崩れ落ちたとき、
日本一標高の高い村に住むある賢者が断言して
いた~デジタル数字のごまかし可能なこの仮想・
資本・民主主義はやがて崩壊する~と。コロナ
ウイルスが国難だって? いやいや真の「国難」
は大嘘・隠蔽・バレバレ忖度&憲法違反・法律
無視の極悪人非人・ノータリンなアベノマスク
こそがこの国の行政トップに君臨している事で
しょう。ヤバいぜ!マジ緊急事態宣言(裏条項)!
長野県・駒ヶ根の薪ストーブ会社の広報部および、
商品開発部のアートディレクターとして宮仕えをして
いた13年前、当時流行しはじめた会社のホームページ
を開設するにあたりその中のコラム欄に、田渕義雄さ
んのエッセイ連載を依頼し、原稿と写真をお願いする
ことになった。レイアウトとイラストを担当するわた
しは、毎月25日に送られて来る玉稿を読むたびに、イ
メージを膨らませ、原稿の内容に添うようにイラスト
を描き上げていた。しばらくして放浪癖のあるわたし
は、スタッフにそのフォーマットを引き継がせ、母の
病床を機に、次ぎなるステージへと旅立った。
故郷の南の島へと戻り、サバニ造りや海峡横断レー
ス、そして延べ3000kmにおよぶサバニ旅を完結し、
シーカヤックで奄美・沖縄の島々をはじめ無人島を漕
ぎ航る海旅・放浪三昧の日々を送るのだった。
「生きるための道具ってカッコいいよね。鉄と木で作
られ使い込まれたガーデンツールっていいだろう、プ
ラスチックの道具とちがって一緒に歳をとっていくん
だ。壊れても修理がきくしゴミにならないんだよ…。
イトーさんも宮仕え大変だね、仕事楽しんでる?」
そしてスケッチを覗いて、
「いいね~、どんどん絵を描くといいよ。どこでも好
きなところを自由に描きな、我々の人生は思っている
より短く、そして長いんだゼ、自分らしく「今を生き
ること」を記録するのって、絵であれ文字であれいい
よねぇ~」と、笑いながら言葉をかけてきた。
今にして思えば、田渕さんと交わした多くの会話
のなかに、自分なりに自分らしく「自由に生きる」
ことへのエールを送られていたのだった。
そして10年前に田渕さんから「イトーさん、庭に素
敵なキャビン建てたから絵を描きに来なよ、いまルド
ベキアがきれいだよ」と連絡がきた。すぐさま飛んで
行き、キャビンに泊まった最初の人として迎えられ、
持ち込んだキャンドル・スタンドに火を灯した。
放浪三昧なわたしの置きみやげ、ファイヤーサイド
のホームページに残された田渕さんのブログ「薪スト
ーブエッセイ・森からの便り」に残された~きみがい
なければ生きていけない~の13年にわたるメッセージ
は、自由に生きる者たちへの 何ものにも束縛されない
タブチ君の「心からのエール」なのである。
以下、
2020年発売 Fielder 51号連載
参照されたし
~注意*文字・色校正紙.pdfにつき誤字脱字あり*お許しあれ~
★
フィールダー51号/連載vol.33 寒山人の夢
レイアウト・イメージ デザイン・ラフ
感謝
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